ニンテンドースイッチが熱さで壊れた?
7月某日、猛暑が続く最中である。
私のニンテンドースイッチが、画面に何も映っていない状態で熱を帯び、電源ボタンを押しても起動せず、一切反応しなくなった。
賢明な東京都知事ですら、「打ち水でなんとかなる」とか言って変になってしまう暑さだ。ニンテンドースイッチが壊れたとしても何らおかしくない。
色々のことが頭をよぎった。
これはゼルダやスプラトゥーンやマリオの思い出も消えてしまったか。
だからオンラインストレージを早く実装しろと。
不幸中の幸いはスイッチのポケモンが来る前に壊れたことだ。
とかね。
困ったらサポートを見よう
さて、困った。
とりあえず私は任天堂のサポートページを見ることにした。
任天堂公式のサポートよりもこのブログに助けを求める人はまずいないと思うが、もし今見ている貴方もスイッチが動かなくて困っているのなら、さっさと任天堂公式サイトに行くべきだ。
【Switch】本体の画面が動かなくなり、何も操作ができません。どうすればよいですか?
どうやらニンテンドースイッチ本体がフリーズしていたらしい。
起動しないのではなく、黒い画面のままフリーズしていたのだ。
電源ボタンを12秒以上押し続けると本体を強制終了できるという情報は、このHPを見なければ知りえなかったことだ。
おかげで、何とか私のスイッチは助かった。データは消えなくて済んだし、修理のコストも免れた。
だが安心ばかりはしていられない。原因を探り対策を考えなければ、再び熱でフリーズし 、今度こそ修理に出すしかないかもしれない。
来年以降、安心してポケモンを預けられないかもしれない。
フリーズした原因は?
フリーズした原因は何か、色々思い当たることはある。
1つ目は夏の暑さだ。
今年の夏は特に暑い。ニンテンドースイッチにとっては2度目の夏だ。
連日の猛暑にうんざりしているのは人間だけではない。
熱中症で倒れる人がいるのと同じで、精密機器であるスイッチも壊れてしまう。
7月前半で猛暑日180地点超 24年ぶり(日直予報士 2018年07月15日) - 日本気象協会 tenki.jp
また、1年目の夏など乗り切って当たり前だが、2年目以降の夏や冬となったら、若干怪しい所も出てくる。何故なら保障も切れるからだ。
そうでなくても、ニンテンドースイッチは発熱しやすい。これが2つ目の原因だろう。
冬はホッカイロの代わりになるだろうが、夏はストーブのように熱い。
これはスイッチの欠点ではあるが、欠陥ではない。
何故ならニンテンドースイッチは小型化したからだ。小型になるということは冷却装置も最小限になるということであり、熱を持ってしまうのは最早宿命と言える。
ノートPCやスマホもどうしたってデスクトップPCよりも発熱しやすい。
それに今年の尋常ではない夏の暑さが加わったのなら、ヒートアップしてスイッチが破壊されても何ら不思議ではない。
3つ目は、スイッチのドックの構造である。
TVモードにしてドックにセットした状態でプレーすると、熱がものすごい勢いでこもる。
だってそうだろ!ドックが排熱孔をふさいでるんだ!
(余談だがIMEが不勉強で孔という文字が中々でなかった。「孔子」で出しても9番目)
この黄色い丸を付けた所に、僅かに穴が開いているだけだ。
こんなか細い穴でスイッチ全体が冷却できると思っているのは、「ワシらの頃はエアコンなんかなかった。最近の若者はたるんどる!」と主張する高齢者だけだ。
こんなバカげた設計はない。今になって気づいたが、こっちは明らかに欠陥である。
デフォルトのドックには限界を感じた私は、別のドッグを買うか冷却装置を買うかの決断を迫られた。
また、私の推測だが、4つ目の原因はフォートナイトだ。これはあくまで可能性の一つでしかないので、大げさに捉えないでほしいが。
フォートナイトがスイッチ版で出たのはいいのだが、こいつは今までのゲームよりもスイッチに負荷をかけているような気がしてならない。
私がフレンドとフォートナイトを連続してプレイしていた時、正直ものすごい熱さで、ちょっと心配になった。
そしてフリーズに気がついたのが、その翌日である。
スイッチ版フォートナイトはPC版やPS4版よりも軽量になっているとはいえ、連続でのプレイはスイッチ君にとっては過酷なのかもしれない。
スイッチ君はゲーミングPCやPS4より、そしてWiiUもずっと小さな体でがんばっていることを忘れてはならない。
しかも小さな体をドックに押し込まれているのだ。
標準装備では冷却には限界がある。
フォートナイトに限らず、解像度が高くてグリグリ動くようなゲームはちょっと心配だ。スプラトゥーン2だってそんな兆候はあった。
考えうる対策
連続でゲームをしたら休ませる
人間だって連続で走ったらぶっ倒れる。少しでもいいのでインターバルを置くべきだと考えている。
冷却装置を買う
コストはかかるが、現実的な対策だ。ノートPCも連続使用する時は冷却ファンがなければぶっ壊れる。
幸いにもスイッチ用の冷却ファンがいくつか出ているので、ここから検討しよう。
人気ランキングで論じれば、Opolarというメーカーのものが一番売れているようだ。
とりあえず買うならこれか。今度レビューを検討しよう。
しかし商品名が嫌に説明臭いのは気になるな。こうでもしないと認知されないのだろうか。
他社の改良版ドックを買う、または改造する
色々調べているうちに、他社から出ている改良型ドックには少し疑問を感じてきた。
もしかして、ドックはただ充電ケーブルとHDMIケーブルをつなぐだけのただの箱、だと思っていたりはしないだろうか?
私はそう思っていた。
まあ詳しくは私も門外漢で分からないが、あの一瞬で携帯モードからTVモードに切り替わる手品には、ドックの内部構造が絡んでいるらしい。
スイッチドックにはフラッシュメモリやらなんやらがいっぱい入っているから、純正品は8000円といいお値段になっている。
他社の安いドックには、純正品に積んである基盤を移植せよ、なんてことが商品紹介には書かれていた。
今後のスイッチのアップデートに対応できるか分からないし、迂闊に手を出すには危険な代物だ。
また、純正品ドックに穴を空けて少しでも冷却するという方法もあるようだ。
ただし、この方法はドックそのものの構造を大きく変えるわけではないし、どれほどの効果があるかは分からない。
素人がやったらうっかり内部チップを傷つけてしまう可能性もある。
当然、自ら穴を空けてしまった時点でサポートの対象外になる。
あまりおススメはできない。
最後に
私はゲーム機をぶっ壊したことはまだない。初代DSは接続部分がボロボロになってしまったが、DSiが出るまでは頑張ってもらった。
wiiも最後は異音だらけでいつ壊れてもおかしくない状態だったが、なんとかwiiU発売まではもってくれた。
なおPCはぶっ壊しまくっている。大学の頃使っていたノートPCは寝落ちしてる間に水をこぼしてぶっ壊してしまったし、その後に使っていたPCもオーバースペックなゲームをやり続けた結果、壊してしまった。
ニンテンドースイッチが初のCSぶっ壊し案件とならない事を祈る。
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