VTuberの光りりあです!今回は、最近発売日が決まった「ダイパリメイク」と「LEGENDSアルセウス」からゲームのポケモンの将来を
この記事で書いてること
- ポケモン新作はどのくらいグラフィックにリソースを割くのか苦心してること。
- グラフィックへのコストを抑えたダイパリメイクと、逆にコストを割いたlegendsアルセウスがほぼ同時期に発売されることのねらいを考察。
- 最近のユーザーは美麗なグラフィックに慣れてしまい、低コストなグラフィックに満足できなくなってしまったこと。
- ライト層向けと従来のファンに向けた2つの路線でやっていきそうだけど、どちらを重視するかがダイパリメイク、アルセウスの売れ行きや評判にかかっているかもしれないこと。
- ゲームポケモンの将来は、どちらを重視するのかな?
ゲームのポケモンは、今後どうなっていくのでしょうか?
今、ポケットモンスターのゲームというコンテンツは、岐路に立たされていると言えます。
ポケモンの看板を背負ったお店を、「ファストフード店」にするのか、「高級料亭」にするのかという。
具体的に言えば「グラフィックにどこまでリソースを割くのか」という課題に面しています。
言い換えるなら、「早い周期で出るけどグラフィックそこそこの小さなゲーム」にしていくのか、「遅い周期だけどグラフィックにこだわった大きなゲーム」にするのか、ということです。
前者は、ダイヤモンドパールリメイクやピカブイ、後者はLEGENDSアルセウスや剣盾などが該当します。
- この記事で書いてること
- ゲームのポケモンは、今後どうなっていくのでしょうか?
- ほぼ同時期に、同舞台の新作が発売
- ダイパリメイクとlegendsアルセウスは、壮大な「アンケート」になるかも?
- ダイパリメイクのグラフィックへの失望は、Switch時代でハードルが上がってることを示している
- ポケモンシリーズが大作路線に舵を切る可能性のLEGENDSアルセウス
- まとめ
ほぼ同時期に、同舞台の新作が発売
もうご存知の通り、ダイヤモンド・パールリメイクが2021年11月19日に、LEGENDSアルセウスが2022年1月29日に発売されます。
この2つのゲーム、どちらが開発コストがかかってるかと聞かれたら、どこからどう見ても後者でしょう。
ゲームフリークは、同じ時期に同じ舞台、しかし明らかに開発コストが異なるゲームを発売しようとしています。
ダイパリメイクとlegendsアルセウスは、壮大な「アンケート」になるかも?
ここからは、私の推測ですが、2つの舞台を同じくした異なるゲームを出すことで、ユーザーに真を問うているのではないかと推測します。
つまり、「今後のポケモンゲームはどうあるべきか?」と、全てのユーザーに対して聞いているわけです。
それはかつて、ダイパで初めてポケモンに触れた人や、GOから入った人、世界中の人、多種多様化した人たち全てにです。
そして、その結果(売れ筋、評判)次第で、今後数年のゲームポケモンのマーケティングのあり方が決まるのかもしれません。
ダイパリメイクのグラフィックへの失望は、Switch時代でハードルが上がってることを示している
ポケモンを作るゲームフリークは元々、小規模で、今で言うインディーズゲームのパブリッシャーのような所でした。
なので、ポケモンもグラフィックは長年、シンプルで伝統的なドット絵でした。
しかし時代は移り変わり、ハードの性能が上がりました。
近頃はたとえスマートフォンのゲームであっても、美麗なグラフィックが欠かせなくなりました。
まして「ポケモン」シリーズは世界的なブランド力を持つメジャーコンテンツですから、ハンパなものではユーザーは納得できません。
そこで本編となる「ソード・シールド」では、イマドキのアニメライク(セルルック)な3DCGモデルを投入し、美麗なグラフィックで進化をアピールしました。
剣盾画像
しかし慣れというのは恐ろしいもので、一度この高いクオリティで出してしまうと、「次はもっと綺麗になるはず」と期待するのがユーザー心理というもの。
故に「ダイヤモンド・パール」のリメイクが発表された時は、一部のユーザーからグラフィック面に対する不満が噴出しました。
発売日やパッケージが発表されても「ダイパリメイクの伏線」という皮肉が飛び交ったほど。
剣盾で上がったハードルの高さをひしひしと感じましたね。
ポケモンシリーズが大作路線に舵を切る可能性のLEGENDSアルセウス
一方で、グラフィックに力を入れた「LEGENDS アルセウス」はどうでしょう。ポケモン史上初のオープンワールドRPGという新しい試みです。
これは見るからに、開発費と人員がかかっていそう。
剣盾を遊んだ人なら、アルセウスの方を気にいるのは明白でしょう。もうドット絵の時代には戻れないですね……。
この作品が大成功したとします。
するともしかしたら、これがスタンダードとなって、ポケモンシリーズ自体も「ゼルダの伝説」や「ファイナルファンタジー」、「ドラゴンクエスト」のような超大作がベースになっていくのかもしれません。
そうなると、本家の発売周期も遅くなり、大作として完成度を上げることに尽力するようになるかもしれません。
ただ、オープンワールドとはいえ相変わらずバトルはコマンド制でリアルタイム制は導入されませんでした。そこはやはりポケモンとしては譲れない所なのでしょう。
まとめ
剣盾、LEGENDSアルセウスのような大作ゲームを主軸にしながら、比較的低コストで開発できるダイパリメイク、ピカブイのような作品でGOからのライト層を取り込もうとしているのが基本戦略だとは思います。
ただダイパリメイク、アルセウスの売り上げやユーザーの反応で、どちらを重視していくのか、というのはビジネス的に決断していくことになりそうです。
だから、低コストのリメイクと、高コストの完全新作をほぼ同時期に発売するというのは、壮大な実験のように思えます。
アルセウスとダイパリメイクの売り上げや評判が、今後のポケモンの将来を担うターニングポイントになりそうです。