アニメポケモンと岩根雅明作画の歴史
2018年8月20日、岩根雅明さんがポケモンアニメに携わって20周年の節目を迎える。
この記事では、岩根作画監督の作画の歴史を振り返るとともに、アニメポケモンの歴史を振り返っていきたい。
まずは無印編と金銀編から、岩根氏が作画監督を務めた回をすべてまとめた。
岩根氏と長年タッグを組んでいる演出の浅田裕二さんの話題はほぼないが、別に悪気があるわけではないのでご理解して頂きたい。
そしてこれを調べている時、オーキド博士役やナレーションを務めた石塚運昇さんが逝去された。
ナレーションを聞いたりEDクレジットを見るたびに、悲しい気持ちになった。心よりご冥福をお祈りする。
参照リンク
ポケットモンスター (1997-2002年のアニメ) - Wikipedia
※当記事の画像は全て amazonビデオから引用のルールに基づいて引用しています。
- アニメポケモンと岩根雅明作画の歴史
- 無印・赤緑編
- 無印・オレンジ諸島編
- 無印・金銀編
- 金銀編1話 ワカバタウン!はじまりをつげるかぜがふくまち!!
- 金銀編16話 なきむしマリル!
- 金銀編22話 なぞのスーパーヒーロー!グライガーマンとうじょう!!
- 金銀編30話 ソーナンスとポケモンこうかんかい!!
- 金銀編35話 ワニノコはだれのもの!?サトシVSカスミ!
- 金銀編39話 リングマでドッキリ!
- 金銀編44話 ラジオとうのたたかい!じくうをこえて!!
- 金銀編51話 ジャングルのさんびき!おんせんバトル!!
- 金銀編55話 ブラッキー!やみよのたたかい!!
- 金銀編58話 めざせメタモンマスター!イミテふたたび!!
- 金銀編63話 ピカチュウとピチュー!
- 金銀編67話 イーブイ5しまい!おちゃかいでバトル!!
- 金銀編76話 ソーナンス!そうなんす?
- 金銀編87話 ムチュールにもうむちゅう!!スーパースターはポケモンがおすき?
- 金銀編89話 カクレオンはどこにいる!?みえないポケモンにだいこんらん!
- 金銀編92話 かがやきのとうだい!アサギシティのたたかい!
- 金銀編96話 たびだてうみへ!チョンチーぎょうれつ!!
- 金銀編101話 サトシVSカスミ!うずまきカップさいごのたたかい!!
- 金銀編106話 ルギアとのやくそく!
- 金銀編110話 エーフィとサクラ!エンジュシティふたたび!!
- 金銀編115話 ロケットだんとデリバード!
- 金銀編120話 あかいギャラドスのいかり!
- 金銀編127話。ふたごのププリンVSプリン!うたうポケモンコンサート!
- 金銀編132話 バトルパーク!VSカメックス・リザードン・フシギバナ!
- 金銀編137話 カイリュー!げきりんはつどう!!
- 金銀編143話 エンテイとおんせんのなかまたち!
- 金銀編147話 ふしぎのくにのアンノーン!
- 金銀編152話 メガニウムVSフシギダネ!くさタイプのいじ!
- 金銀編157話 サヨナラ… そして、たびだち!
無印・赤緑編
岩根雅明氏がポケモン作監に入ったのは、かのポリゴンショックの後だった。
実はオレンジ諸島編以前の赤緑の世界をベースにしたポケモンでは、ただ3回しか作監に入っていない。
無印59話 けっせん!グレンジム!
(話数はamazonプライム準拠)
1998年8月20日放送
伝説はここから始まった。
この回、サトシのリザードンが初めてまともに戦闘する回だった。眠れる獅子が目覚めた回だ。
出典:ポケットモンスター59話
サトシの言う事などすっかり聞かなくなったリザードンだったが、この回はブーバーをライバルと認め、闘志を燃やすのだった。
当時アニメポケモンはポリゴンショックの反動で、気を使い過ぎで激しい動きができないでいた。
しかしこの時の岩根氏は初参戦ということもあり、良い作画を見せたい気概にあふれていたのだろう。
岩根氏のリザードンのイケメン顔を存分に楽しめる回だった。
岩根氏は実はリザードンへの愛がすごい。他のキャラよりも明らかにカッコよく描き込まれている。
リザードンとブーバーのバトルも良い。
リザードンのフィニッシュホールドとしてお馴染みの「ちきゅうなげ」も、実はこの回が初出だった。
出典:ポケットモンスター59話
炎タイプなのに格闘タイプ固定ダメージ技が決め技ってなんだよ、ってツッコミは当時からあったが、まあカッコイイからいいのだ。
アニメでは見栄え重視だ。
ともかく、岩根氏は最初から存在感を発揮した。
無印68話 ヤドンがヤドランになるとき
1998年10月15日放送
タイトルの通り主役はヤドン・ヤドランなのだが、なんと実はカスミの水着回でもあった。
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出典:ポケットモンスター68話
まあほんの一瞬しか登場しないけど。
無印79話 くさのフィールド!いがいなきょうてき!
1999年1月1日放送
99年元日の放送は、シゲルが破れるというまさかの展開からのスタート。
サトシと戦うことなくポケモンリーグを去る姿に視聴者が驚愕させられた回でもあった。
そしてこの回のメインはサトシとカオルコのバトル。
サブタイにある"意外な強敵"マダツボミが思わぬ活躍をし、それを"意外な"ベトベトンが「のしかかり」で仕留めた。
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出典:ポケットモンスター79話
このバトルを見て、「ベトベトンって強いんだな」という印象を持った人も多かっただろう。アニポケ屈指の名シーンである。
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出典:ポケットモンスター79話
カオルコさんはエリカ様を高飛車にしたような性格の和服美人で、ここだけのキャラとしては惜しいようなトレーナーだった。CVは日髙のり子さんだったし。
そして岩根雅明氏の一人原画伝説もこの回から始まった。
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出典:ポケットモンスター79話
あと珍しいことに、ここまで3回の岩根作監回で全てED曲が変わっている。
59話 ポケモン音頭
68話 ニャースのうた
79話 タイプ:ワイルド
無印・オレンジ諸島編
ここから、岩根氏は本格的に看板アニメーターとして活動するようになった。
圧倒的に美しい絵はないが、常人離れしたスピードでポケモンの現場を支えていくことになる。
無印83話(オレンジ諸島編1話) マサラタウン!あらたなるたびだち
1999年1月28日放送。
岩根雅明氏は1人原画をこなした後、わずか中3週で新シリーズの1話の作監を任された。
信じられないことだが、この回も岩根氏が1人で原画をこなしている。
私もこれを調べながら当時のポケモンの制作体制が心配になったが、それに応える岩根氏も尋常ではない。本当に人間の速さなのだろうか。
岩根氏の人知を超えた速さによりポケモンの放送に穴があかずに済んでいるのだ。
ピジョンがピジョットに進化してサトシとお別れする回なのだが、バタフリーの時ほどは語られていない。
むしろこの回もリザードンがイケメンである。
岩根氏のリザードン愛が感じられる。
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出典:ポケットモンスター83話
そしてタケシの妄想がすごい。8人の水着のおねえさんに囲まれている。
まるで深夜アニメだ。大丈夫かコレ。
無印93話(オレンジ11話) さよならコダック!またきてゴルダック?
1999年4月8日放送
カスミのコダックがゴルダックに進化してイケメンになった!?
結局、それはミスリードで、ただの野生のゴルダックだった。
しかしこのゴルダック、ただの野生なのに異様にかっこいい。
炎の中からコダックとドククラゲを救出するシーンなど王道ヒーローだ。
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出典:ポケットモンスター93話
ちょっとデブなのが残念だけど。
無印98話(オレンジ16話) おニャースさまのしま!?
1999年5月13日放送
岩根氏、またも中4週で1人原画とかいうちょっと何言ってるか分からない現象が起きる。
お話の内容は、ニャースが神のように崇められる回。
最後はロケット団の友情エピソード。
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出典:ポケットモンスター98話
この頃岩根氏の担当回はやたらこういう感じのお姉さんが出てくるのは、私の気のせいだろうか。
無印106話(オレンジ24話) ピカチュウVSニャース!?
1999年7月15日
最早1人原画も当たり前になってきた。
ピカチュウとニャースがワイヤーでつながったまま行方不明に。
電撃という暴力でニャースを従わせるピカ様が面白い。
無印109話(オレンジ27話) もえよ!カビゴン!!
1999年8月5日
中2週というムチャなローテーションでの登板。
流石に1人ではやってないだろうと思いきや、またまた1人原画。何かがオカシイ。
いよいよ脚本も気が狂ってきたらしく、「頭上ガーデニング」をしているジュンジなるキャラが登場した。
サトシに似てるが、別人。こいつが頭に花をはやしている意味は最後まで謎。
この回はモンスターボールが壊れてカビゴンが戻せないという事故が発生した。
カビゴンを山一つ向こうのポケセンへ連れて行くギャグ回。
無印112話(オレンジ30話) ニョロモとカスミ
1999年8月26日
岩根氏、前回からまた中2週での登板。当然のように1人原画。
当時のアニメポケモンの現場は余程人がいなくて困っていたようだ。
この頃、志村泉氏やたけだゆうさく(武田政次)氏も同じようなローテーションで作監に入っていた。この2人もすごいが、1人で原画をこなしていたのは岩根氏だけ。
サブタイの通りカスミ回だが、見所はコジロウの女装。
もちろん、カスミもかわいいよ。
無印・金銀編
実は、金銀編は作画の節約が目立ち、「これはすごい!」という作画はまずお目にかかれない。
岩根作監回も、正直これと言って見所が無いのだ。
しかしこの時期のポケモンは、存続していくことが何よりも大事だった。
アニメに関しては、より息の長いコンテンツにするための期間だったと考えている。
新しいことはOP・EDで挑戦して、本編は手堅く、安定を目指していた。
それが私の金銀編の印象である。
金銀編1話 ワカバタウン!はじまりをつげるかぜがふくまち!!
1999年10月14日
アニメポケモン第2世代のスタートも、岩根氏の1人原画に任された。
シリーズに関わって2年目にして、絶対的な信頼をされていたようだ。
この頃、塗りが手塗りからデジタル塗りに移行する途中だった。
さらに、ポケモンはCGにもいち早く手を付けていた。
OPだけデジタル塗り、EDがほぼフルCG、本編は手塗りという、移行期の当時ならではの形態だった。
実は新シーズンであるが、OP・EDが変わって新ポケモンが登場するくらいしか真新しい要素はなかった。
同行者も変わらなかったし、サトシはピカチュウ以外のポケモンも連れてきた。
サトシとピカチュウ、ロケット団以外のレギュラーが総入れ替えになる最近のシリーズでは考えられない。
作画の面でも、今と違ってキャラデザが大きく変わるようなこともなかった。よって大きな見所はない。
あえて挙げるならば、やはりリザードンのイケメンさだろう。
ポケモンの登場人物は平面的な顔立ちをしていることが多いが、岩根氏のリザードンは別格である。
まあ、グレンジムのリザードンの方がカッコよかったかな。
金銀編16話 なきむしマリル!
2000年1月27日
岩根氏も流石に連戦で疲れたのか、1クール程作画監督の業務をお休みしていた。
ピカチュウとマリルを盗んだロケット団のトラックがクラッシュ。
トラックから飛び出してしまったピカチュウとマリルのピンチを救ったのは、なんとカスミだった。
この回はカスミが泣き虫マリルにイライラしながらも、アクシデントを共に乗り越えていくうちに仲良くなるというものだった。
雨に濡れたカスミがマリルに見せた優しい顔が作画のハイライトだった。
その他にも、カスミがマリルを守るためにアクロバティックなアクションをこなしていた。
結局、マリルはトレーナーがいるためにお別れだった。ちょっとセンチなオチであった。
ちなみにこの回は1人原画ではなく、案浦達哉氏との2人原画だった。この回以降、案浦氏も岩根氏と並んでクレジットされるようになる。
これでも普通はかなり厳しいのだが、なんかちょっと感覚がずれてくるね。
金銀編22話 なぞのスーパーヒーロー!グライガーマンとうじょう!!
2000年3月9日放送
今回も2人原画。
ポケモンでたまにいる特撮ヒーロー風のポケモンとおじさんが登場する回。
作画の見所はムサシの悪の幹部コスプレか。
なんかスレイヤーズにいそうだ。
金銀編30話 ソーナンスとポケモンこうかんかい!!
岩根氏の1人原画。
毎度おなじみのソーナンスが初登場した回。
詐欺師のコイキングおじさんが再登場し、コジロウと騒動を起こしているうちに、ムサシのベロリンガと少年のソーナンスが交換されてしまった。
ベロリンガにとっては感動も感慨も何もない突然の別れになってしまった。
金銀編35話 ワニノコはだれのもの!?サトシVSカスミ!
2000年6月8日放送
2人原画。
カスミとサトシがそれぞれ投げたルアーボールのどちらかがワニノコをゲットした。
どちらのポケモンか分からなくなった2人は、ポケモンバトルで決着をつけることに。
カスミは非情にもトゲピーをピカチュウにぶつける作戦でリードするが、ピカチュウだけでなく草タイプ2体を持っていたサトシにカスミはかなり不利だった。
私は当時、カスミがワニノコをゲットできなくて悔しい思いをした記憶がある。
あとこの回もコジロウが女装した。
金銀編39話 リングマでドッキリ!
2000年7月6日
破壊光線を撃ちまくる野生のリングマ軍団が暴れる回。
リングマから逃走中にカスミとムサシがいつの間にか入れ替わり、いつもと違うメンバーで一夜を過ごすことに。
サトシ達とロケット団が協力して危機を乗り切って、一度は喜びを分かち合うが、その後結局戦う羽目になってしまう。
戦いは終わらない。悲しい定めだ。
ちなみにこの回の原画は3人態勢。余裕が出てきたのだろうか。
金銀編44話 ラジオとうのたたかい!じくうをこえて!!
2000年8月17日放送
3人原画。
サトシとロケット団がラジオ塔でボイスドラマの収録に挑む回。
ロケット団のトンデモなアドリブでめちゃくちゃなストーリーになってしまう。
カスミの棒読み演技がかわいかったり、コジロウがリザードンのアテレコをしていたり見所が多い。
作画ではいつものメンバーのファンタジー風衣装が面白い。
ちなみにEDは6回しか放送されなかった伝説の「タケシのパラダイス」だった。
金銀編51話 ジャングルのさんびき!おんせんバトル!!
放送日:2000年10月5日
3人作画。
温泉回だと思った?
残念、カスミの入浴シーンはありません!
その代わりに日光浴していた。
中々のハイレグである。
金銀編55話 ブラッキー!やみよのたたかい!!
2000年11月2日
原画3人体制。
シゲルが久々の登場。新たにブラッキーを引き連れていてカッコいい。
シゲルがようやくサトシをライバルと認めた重要な回だった。
無印第1話から3年半以上経って、ようやくである。
金銀編58話 めざせメタモンマスター!イミテふたたび!!
2000年11月23日放送
3人原画。
アニオリゲストキャラのイミテが再登場する極めて珍しい回。
イミテは一応原作のモノマネむすめから派生したキャラだから、完全なオリキャラではないのだけども。
現在のポケモンでもたまにでいいので、思わぬキャラが再登場したら嬉しい。
まあ今ではカスミとタケシが「思わぬキャラ」になってしまったか。
金銀編63話 ピカチュウとピチュー!
2001年1月4日
21世紀最初の放送も、岩根氏の作画に任された。やはり3人原画体制。
リンゴ泥棒のピチュー軍団とピカチュウが仲良くなる回。
劇場版の短編をTVに持ってきたような回だった。
原画3人体制。すっかりこれが定着した。
原作の金銀にも出てきたイーブイ姉妹の話。
金銀編67話 イーブイ5しまい!おちゃかいでバトル!!
2001年2月1日
3人原画
原作にも出てきたブイズの舞妓さん姉妹が登場する回。
タケシが5人姉妹のうち末っ子以外の4人に「今まであった誰よりも綺麗です」と口走り、とんだ修羅場になってしまう場面も。
そして末っ子のサクラは姉妹の末っ子繋がりで、カスミと意気投合した。
サクラはもしかしてサトシ達の旅のメンバーに加わるのか?と一瞬だけ期待された。が、別にそんなことはなかった。かなしい。
サクラのボイスは当時人気が高かった國府田マリ子さんだった。飯塚雅弓さんと並ぶと「KANON」を思い出す。
金銀編76話 ソーナンス!そうなんす?
2001年4月26日
2人原画体制に戻った。
ピカチュウを閉じ込めた箱の鍵を持ったソーナンスが遭難してしまい、それを追いかける回。
遭難というよりは逃走劇である。ソーナンスが不運にも次々と乗り物に乗っかってしまい、サトシ達から逃亡する。
また怪盗ゴローニャとかいう謎のゲストキャラも登場し、よりカオスな話になっている。
この人、「怪盗」と呼ばれてる割に大型トラックで検問を強行突破するなどエレガントではない。まるグランド・セフト・オートだ。
怪盗ゴローニャはあっという間にお縄につくが、隙を見て逃げ出しソーナンスを人質に取って立て籠もった。
中々の悪党だった。でも「怪盗」のやることじゃないよな。
最後はもちろん再び取り押さえられ、その後二度と表舞台に現れることはなかった。
ここまでの話である程度知識のあるファンなら分かったかもしれないが、脚本は米村正二さんだった。
カスミがタケシの耳をつまんで制止するツッコミもこの辺から登場したらしい。
金銀編87話 ムチュールにもうむちゅう!!スーパースターはポケモンがおすき?
2001年6月21日
原画2人。
映画スターのムチュールを預かる話。
金銀編89話 カクレオンはどこにいる!?みえないポケモンにだいこんらん!
2001年7月5日
2人原画で、中1週の登板という暴挙。この前が中10週だったので、実際の作業時間はもう少しあったのかもしれないが……。
叶姉妹みたいなセレブ姉妹に、例によってタケシが一目惚れ。
彼女らのカクレオンが飛行船に隠れてしまい、騒動を起こす。
金銀編92話 かがやきのとうだい!アサギシティのたたかい!
2001年7月26日
2人原画。
ジムリーダーのミカンさんが登場した回。
コナツという幼女がミカンさんに成りすまし、全身を防水ワックスで覆ったイワークで戦うという「反則」をした。
原作ではポケモンに風船や命を削って技の威力を上げるアイテムも持たせてるのにね。
本物のミカンさんは原作と同じく、デンリュウのアカリちゃんの看病でジム戦どころではなかった。
ちなみに、ミカンさんとジム戦を行うのは、ここから16話後の108話である。
金銀編96話 たびだてうみへ!チョンチーぎょうれつ!!
2001年8月23日放送
3人原画体制。今度は森出剛という方が岩根班に加わった。
チョンチーのお祭り回。特に言うことなし。
金銀編101話 サトシVSカスミ!うずまきカップさいごのたたかい!!
2001年9月27日放送
3人原画。
水タイプポケモン限定大会「うずまきカップ」でサトシとカスミが戦うことになった。
試合はコダックの活躍によりカスミが制す。
サブタイだけ見るとこれがメイン試合のようだが、だが実はもう1試合あって、勝ち進んだカスミがお姉さんトレーナーに敗れてしまう。
カスミの経験不足ということだったようだ。
金銀編106話 ルギアとのやくそく!
2001年11月1日放送
3人原画
ルギア親子が登場する特別な回で、ヒロシやヤマト&コサンジコサブロウも登場する。
この回は捕まったピカチュウを助けるため、サトシがダイレクトアタックをかますシーンがある。
その後、金属バットのような棒を振りまわしてピカチュウを拘束してる機械をぶっ壊す。
かなり過激だ。
金銀編110話 エーフィとサクラ!エンジュシティふたたび!!
2001年11月29日
3人原画。
一瞬だけサトシPT入りを期待されたサクラちゃんが帰ってきた。
しかもイーブイがエーフィへと進化していた。日が出てるうちになつき度を上げまくったようである。
いよいよ旅立ちを許可されたサクラちゃんであったが、今度は一人で旅をしたいという気持ちが強くなっており、サトシPT入りはならなかった。
金銀編115話 ロケットだんとデリバード!
2002年1月10日
もう新年最初の回は岩根氏に任せるという伝統ができてしまったようだ。
また2人原画になった。
ロケット団がメインの回。
ムサシ・コジロウ・ニャースの3人はロケット団をクビになるかどうかの瀬戸際に。
ロケット団本部からデリバードとかいう凶悪な爆弾魔を借り、名誉回復のためサトシ
金銀編120話 あかいギャラドスのいかり!
2002年2月14日
3人原画。
原作通り、ワタルと赤いギャラドスが登場した回。前話からの続き。
アニメのワタルは四天王のチャンピオンで、さらにポケモンGメンという盛りすぎな設定。
ワタルのカイリューはロケット団に直接「はかいこうせん」を撃つことはなかったものの、まあ撃ちまくりで大暴れだった。
金銀編127話。ふたごのププリンVSプリン!うたうポケモンコンサート!
2002年4月11日。
3人原画。
ププリン2匹とうたのおねえさんチヒロが登場する回。
チヒロのCVはなんと若い頃の堀江由衣だ!
「なつやすみファンクラブ」などを歌うのだが、歌い方は今とほとんど一緒だ。
堀江由衣は当時から堀江由衣だった。歌唱力は上がったがね。
あと「入道雲うんちに似てる」って歌詞がアレだ。堀江由衣がうんちって言っちゃまずいだろ。
チヒロのステージ中にパートナーのププリンがロケット団にさらわれ、助けに行く間のステージをタケシが繋ぐという場面も。
歌ったのはもちろん「タケシのパラダイス」だ。タケシはこの持ち歌を客がブチ切れてもなおループし続けた。
金銀編132話 バトルパーク!VSカメックス・リザードン・フシギバナ!
2002年5月16日
3人原画
この回はムサシとコジロウがそれぞれフシギバナ、リザードン、カメックスを使用しサトシと戦うという少し変わった回。
岩根氏も大好きなリザードンが、サトシの敵として立ちはだかるという珍しい展開に。
このリザードンは「あなをほる」や「アイアンテール」「こわいかお」を覚えていて、火力でもワニノコを上回る強者だった。
サトシのリザードンとの対決が見たかった。
金銀編137話 カイリュー!げきりんはつどう!!
2002年6月20日
3人原画
前回はフスベジムのイブキさんとのジム戦だったが、ロケット団が邪魔をして中断されてしまった。
するとそこに、サトシのリザードンが駆け付けた。
この回はリザードンと暴走カイリューのバトルが熱い。龍好きにはたまらぬ回になっている。
(リザードンはドラゴンタイプじゃないとか言わないでくれたまえ)
金銀編143話 エンテイとおんせんのなかまたち!
2002年8月1日
原画3人。
温泉に入るだけで何でもない回なのに、いきなりエンテイが登場した。
残念ながらカスミの入浴シーンはなし。当時北米がいろいろうるさかったからね。
実はこの回は、アナログなセル画を採用した最後の回であった。
次回からはデジタル着色となり、一気に時代が進化する。
金銀編147話 ふしぎのくにのアンノーン!
2002年8月29日放送
3人原画
シロガネ山回で、アンノーンが出現。
岩根作監初のデジタル制作回でもあった。ちょっとだけ未来を感じる回になった。
アンノーンの不思議な力でヨーギラスの内面世界に飛ばされたサトシ達、そこではヨーギラスが喋りまくったりした。
アンノーンもウルトラビーストなのではないか?
金銀編152話 メガニウムVSフシギダネ!くさタイプのいじ!
2002年10月3日放送
3人原画。
金銀のポケモンリーグ編。
実は岩根作画で公式戦が描かれるのは、赤緑編のポケモンリーグ以来である。
金銀編157話 サヨナラ… そして、たびだち!
2002年11月7日放送
3人原画
とうとうカスミとのお別れがやってきてしまった。タケシとも別れるがすぐ再開する。
あれだけ一緒に旅をしたのに最後はあっけない別れであった。
この回に関しては、こちらの記事でより詳しく書いている。
AG編以降は、よっぽどこの記事の閲覧数が多いか要望があればまとめよう。正直思ったよりまとめるの大変だったよ!