vtuber運動会、もといVTuber×eスポーツについてのまとめ
この記事は、ばあちゃるゆうちゅうばぁの、RAGEにおけるたのしいおあそびをまとめたものである。
期待せずにお読みください。
招待制eスポーツ大会 RAGE バーチャルYouTuber GRAND PRIX〜2018 Summer〜とは
RAGEを取り仕切るサイバーエージェントにより、「とりあえず流行りのVTuberにeスポーツを名乗らせたらばウケるだろう」と安易な発想で生まれた見切り発車の企画だ。
今回のRAGE、メインは「シャドウバース」、次が「サーヴァント オブ スローンズ」の大会なのだが、正直な話、サイバーエージェントはこの2タイトルではあまり客を呼べない事を知っていた。特に「シャドウバース」は自社IPなのに悲しい話だ。
同イベントでは、スマブラの試遊会の方が人が集まったのがいい証拠だ。
そこで目を付けたのが、流行のバーチャルYouTuber(VTuber)だった。
が、それでもVTuberの人気は侮れないものである。
たった6人しか参加しないバラエティ形式ではあるがこれが案外面白かった。
なお筆者は立ち見で観戦した。
参加者
Aブロック
ねこます
ときのそら
アズマリム
Bブロック
電脳少女シロ
月ノ美兎
田中ヒメ
解説
世界初や歴史的瞬間が好きな男、ばあちゃる氏
地味〜な一回戦 どうぶつタワーバトル
一回戦の種目はどうぶつタワーバトル。
「eスポーツ」と呼ばれる本作だが、動物を積み上げるだけの本作は見ている方からしたら非常に地味だった。
Aブロック
ねこます⭕️2 - 1❌ときのそら
ねこます「きっとこれが世界で最初で最後のタワーバトル中継になるのじゃ」
ときのそら❌1−2⭕️アズマリム
ばあちゃるに優しい言葉をかけるときのそら。
ねこます❌1-2⭕️アズマリム
ねこます「おじさんが動物を積み上げるのを見て楽しいんじゃろか」
アズリム「トイレ行きたい」
私はこの中で勝ち抜いたアズマリムだけ知らなかったが、すっかりトイレのイメージになった。
Bブロック
シロ❌1-2⭕️月ノ美兎
ミト「いきなりラスボスを倒してしまった感じ」
シロ❌1-2⭕️田中ヒメ
初絡み。
シロ「なんだこいつ感すごいけどかわいいですね」
月ノ美兎❌0-2⭕️田中ヒメ
変人同士意外とノリが合うのか。何故か意気投合。
Bブロックは田中ヒメが勝った。
白熱の二回戦 スーパーボンバーマンR
お馴染みのボンバーマンでの対戦。3本先取で勝ち抜け、これを2回行う形式。
1戦目:勝者
ときのそら
ねこます
シロ
シロ
シロ
月ノ美兎、開幕即自爆を連続でやらかし、視聴者を不安にさせた。
ボンバーマンは苦手と言っていたシロちゃんが3連勝。
2戦目:勝者
ときのそら
ねこます
ときのそら
ねこます
ときのそら
ド初心者委員長・月ノ美兎、だんだん慣れてくるも0勝で虚しく敗退。
ときのそらは叫びながらもなんか勝った。
ホラゲ実況では考えられぬ程叫んでいた。
情け容赦ない決勝 ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ
昔ながらのストリートファイターIIを、今風にリファインさせた作品「ウルトラストリートファイターズII ザ・ファイナルチャレンジャーズ」による対戦。
これはゲーム経験の差が如実に表れそうなタイトルで、なんだかもう優勝は見えているのではないかという気もしなくはないが、果たして――。
準決勝1:アズマリム vs シロ
1戦目
ダルシム❌0-2⭕️ 洗脳ケン
ガードすら知らないアズリムをシロちゃんが波動拳でボコった。
シロ「殺意に目覚めてまーす」
2戦目
ダルシム❌0-2⭕️洗脳ケン
ちょっと操作に慣れてきて、有効打を放ったアズリム。
だがこれが、逆にシロちゃんの逆鱗に触れてしまった。ちょっと本気出したシロ氏、無慈悲な勝利。
準決勝2:田中ヒメ VS ときのそら
1戦目
春麗⭕️2-1❌ 春麗
自身と見た目がそっくりな春麗を選んでご満悦な田中。
辛うじてスピニングバードキックが出せたときのそら。がんばってるな。
が、田中ヒメの少し雑な連打に対応できず。
2戦目
春麗⭕️2-0❌春麗
決勝:シロ VS 田中ヒメ
普段のゲームのプレイ度合いからしたら、妥当な組み合わせの決勝と言えるだろう。
シロちゃんがヨダレを出しすぎて声が出なくなるアクシデントが発生しました。
1戦目
洗脳ケン❌1-2⭕️豪鬼
田中ヒメ、決勝のシロ対策に豪鬼を温存してたか。
そら戦とは違う、見事な動きで先取した。こっちがメインキャラだったようだ。
2戦目
洗脳ケン⭕️2-1❌豪鬼
2戦目も先取され、マッチポイントとなったが、こっからシロちゃんが粘って1本返した。
3戦目
洗脳ケン⭕️2-0❌豪鬼
こっからシロちゃんが本気を出したか。田中が置き波動拳に対処できないと見ると執拗に波動拳で攻め続けた。
田中ヒメもああ見えてシロちゃんの圧力にビビってしまったかもしれない。
そして感動のエンディング。シロちゃんが目からヨダレを出し過ぎてしまったり、司会のお姉さんに「後で楽屋来てね」と怖いことを言ったりしていたがなんやかんやで終わった。
総括
最初に述べたように、見切り発車で少し物足りないところもあった。
特に決勝の格ゲーはプレイ経験の差が極端に出て、ガチンコとは言えずバラエティ番組よりだった。
が、初の試みとしては十分楽しいものだった。
実際、シャドウバースの決勝戦よりも見ている人が多かったからね。
シャドバなどの大会とは、出演者の知名度の違いが大きかったと言えよう。
筆者はeスポーツシーンが盛り上がってほしい、そう願ってはいるが、それと同時にかわいい二次元の女の子が好きだ。
見知らぬ男達が見知らぬゲームをプレイしているのと、見知った美少女達が見知ったゲームをプレイしているのでは、後者の方に魅力を感じる。
このVTuberイベントは本当に楽しいものだった。だが、これがeスポーツ大会に組み込まれていることは、頭がお花畑の私ですら少し疑念を感じた。もちろん、見ている時は気づかないフリをしていたが……。
eスポーツイベントとはどう盛り上げればいいのか、またどう盛り上がればいいのか。
まだまだ企業も観衆もよくわかっていない、そんな日曜夕方のイベントだった。