やすおかのポケモンなどブログ

ポケモンの記事を書くと見せかけていろんなゲームの記事を書いてます。ポケモンは対戦派ですが、一番重要なのは楽しむこと。まだ見ぬ未開の地を求めて

夢咲楓VSキズナアユ(あゆみん)のバトルはなぜ炎上したか?対戦を振り返る

 

 先日紹介した夢咲楓VSキズナアユ(あゆみん氏)の動画だが、1、2戦目はまだ良かったものの3戦目がやけに批判されている。動画を評価した人の半分以上が低評価を押すほどだ。最早「炎上」と言っていい。

この記事では何故あんなにも夢咲楓が批判されたのか、その理由を考察してみたい。

 

 

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夢咲楓VSキズナアユ(あゆみん)のバトルまとめ 

 1戦目

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夢咲楓のPTはキズナアユ曰く「遊び心一切ない」。6世代の対面構築、ガブガルゲンを今風にアレンジした感じの構築だ。どのポケモン、どの並びでも強力だ。

対してキズナアユはアブソルを活躍させたいというエンターテイメント性重視のPT。しかしながら、レートでは中々見かけないアブソルは何をやってくるか読めないという強みもある。

 

夢咲楓 先発:ガルーラ 裏:ギルガルド、ランドロス

あゆみん 先発:アブソル 裏:カプ・レヒレ、ランドロス

 

メガアブソルの「おにび」をメガガルーラに当て、若干キズナアユがリードかと思いきや、メガガルーラの「やつあたり」が急所に当たりメガアブソルが落ちてしまう。

まあ、メガアブソルからも有効打が無かったので、この対面自体がもうすでに夢咲楓ペースだったとも言えなくない。

深い精神的ダメージを負ったキズナアユ、その後もレヒレ・ランドで上手く立ち回って粘るのだが、レヒレの「しぜんのいかり」が外れたのが痛かった。

互いにゲームメイクの上手さが光る互角の勝負ではあったが、僅差で幸運にも夢咲楓が勝利した試合となった。

 

 

夢咲楓が「やつあたり」のことを「おんがえし」と言ったり「やつあたり」と言ったりしているが、正直どっちでもいいことだ。「きのこの山」と「たけのこの里」が大差ないのと同じだ。

夢咲楓は細かいことは気にしない性格なのだろう。細かい負け筋はよく気にするがね。

 

それよりも高校生の現国を指導したこともある私にとっては、「細い針」を読み間違えて「細かい針」と言っているのが気になる。

 

 2戦目

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まさかのポケモン5体被りに、キズナアユは「こいつ俺のことを舐めてやがるな」と少しキレ気味で、不穏な空気が漂う。この時点ではまだジョークの範囲内だったが。

 

夢咲楓  先発:メタグロス 裏:グライオン、ポリゴン2

あゆみん 先発:グライオン 裏:ポリゴン2、ジュナイパー

 

ほぼミラー耐久パ同士の長期戦の末、ジュナイパーの「のろい」やポリゴン2の「トリックルーム」展開が上手く決まって、キズナアユの勝利となった。

今回はジュナイパーとポリゴン2に良い仕事をさせたキズナアユの勝利となった。この試合はPTや選出、立ち回り共にキズナアユが優勢に見えたが、実は最後の方まで択を迫られ、互いにとってかなり難しい試合だった。

長かった。

 

 

 

 3戦目

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この試合の前に、夢咲楓がルールを勘違いしていたとキズナアユは語る。

キズナアユ側はPTを3つ用意する戦いを想定していたようなのだが、夢咲楓は2つのPTで負けた方同士で3戦目を行うルールだと誤解していたらしい。

あくまでキズナアユ側の主張ではあるが、いよいよ不穏な状態で始まった3戦目だった。

 

夢咲楓 先発:グライオン 裏:ドヒドイデ、ウツロイド

あゆみん 先発:アブソル 裏:ランドロス、ナットレイ

 

既にご存知の通り、あまり面白い試合ではなかった。

選出で夢咲楓が優位にたっていたが、キズナアユはなんとか立ち回りでカバーしていた所を、「ハサミギロチン」が一発で当たり試合が終わった。

何故、3戦目があれほど批判を受けたか。

何故夢咲楓がこれ程までにバッシングを受けたかというと、台本だからとか、運勝ちとか、受け回し戦法が気に入らないとか、そういう次元の話ではない。

その点を批判している人は、とりあえず目立つ点だから指摘したくなるのだろう。お互いに「ハサミギロチン」を使っていたことなどすっかり忘れているようだし。

 

そんなことよりも、問題の根底にあるのは、キズナアユ(あゆみん氏)と夢咲楓の温度差だ。

 

3戦目でグライオンの「ハサミギロチン」が当たった瞬間、キズナアユは思わず我を忘れる程取り乱してしまって、画面がブラックアウトまでした。衝撃であり、視聴する側も心揺さぶられた場面であった。

一方の夢咲楓は、軽く喜んだ程度でリアクションが薄く、「今キズナアユさんがどんな反応してるのかちょっと気になるなー」と言わなくてもいいことまで言って畳み掛けた。

果たして、キズナアユのリアクションを実際に目の当たりにしても、このような軽口が叩けただろうか。

f:id:yasuokaden:20180408150056p:plain参照:

ポケモン対戦!最終決戦、勝つのはどっち!? 夢咲楓 VS キズナアユ~Part3~ - YouTube

まあ、私は心の広い人間だしブラックユーモアも大好きだから、別にこんな発言程度で怒りを覚えたりしない。が、残念ながらここはイギリスではない。日本である。

しかも肉体的にも精神的にも未熟な人間が多いポケモン界である。

 

完璧すぎる夢咲楓のキャラクターは妬みを買いやすい。

夢咲楓が、初めからウザ可愛いキャラや傍若無人なキャラだったら、そこまで非難されなかっただろう。完璧な才女キャラで売っているのも、逆に嫉妬心を煽る結果となった。

夢咲楓とキズナアユは、まるで出木杉君とのび太のようだったのだ

かたや容姿端麗の美少女で真面目そう、かたやヒゲとグラサンで性格にもクセありそう。どちらを応援したくなるかは、各々の好みもあるだろうが、のび太(キズナアユ)派の人が多かったというわけだ。

完璧で運にも恵まれた秀才が勝利し、欠点だらけで運もない凡人が敗北した。スポ根アニメだったら、勝敗は逆になって視聴者をスカッとさせていた所だろうが、そうはならなかった。

 

つまり、夢咲楓の動画でたくさんの人間が劣等感を煽られてしまったのだ。それが夢咲楓の動画に、多くの低評価がついた主たる理由だ。

もちろん夢咲楓自身にはそんなつもりは無かっただろうが。

 

テレビで東大生をオモチャのように扱うクイズやバラエティ番組があるが、東大生というのはそれだけで妬みの対象なのだ。

だからテレビは東大生の非常識っぷりや知らないことなど弱点・欠点を探したがる。東大生の失敗を見せて視聴者に安心させたいのだ。

今回の夢咲楓は、そんな悪趣味バラエティに出演する東大生のように妬みの対象となった。

しかし彼女は失敗することなく、幸運にも恵まれたので、更なる妬みを買った。

哲学用語で言うところのルサンチマンを持った人が大量発生したのだ。

 

ルサンチマン - Wikipedia

 

後は夢咲楓の中の人の演技力の問題もある。

滑舌が今一つなのもそうだが、個人的に言えば「〜ねー」と繰り返し言う喋り方が、少し鼻につく時がある。

また以前の記事でも書いたが、「もこう氏」の真似や論者口調は、彼女のイメージに似合わないから本当にやめた方がいい。

 

感想戦を行えばよかった。

前述したようにキズナアユ(あゆみん氏)と夢咲楓の動画に温度差があったことも、釈然としない原因を作った。

私はこの温度差を埋めるために、「感想戦」を行なえば良かったと考えている。

 

将棋を見習い、対戦後にお互いの感想を言い合うのだ。

「選出はこうすべきだった」

「このターンでは別の選択も考えていた」

「ギロチンが当たった瞬間は切断しようかと思った」

そんな感じでジョークも交えて談笑していたら、無意味なコンプレックスを感じていた人達も、少しは冷静になれただろう。

 

もちろん、夢咲楓は台本だから実際に対話することは難しいだろう。

中の人(対戦者)とあゆみん氏が対談して、中の人(声優)がアフレコする形になるか。まあ若干不自然な談話になってしまうだろうが、コラボの結末として和やかな雰囲気にはなったはずである。

 

マリー・アントワネットのように "批判され過ぎ"の夢咲楓

男の嫉妬ほど、見苦しいものはないという言葉もある。 

そこに更に大衆心理が加わると恐ろしいことになる。

 

先ほど貼ったWikipediaの「ルサンチマン」の項目に書いてあったように、嫉妬心は時に権力者をも滅ぼす。 それはまるでフランス革命が起きた様子を見ているようだった。

強く優秀で真面目で手堅くて、台本を読んでいて、しかも幸運な夢咲楓は「悪」と決めつけられ、滅ぼさねばならないと決意した民衆の手によって炎上した

 

 炎上の原因?結局それは夢咲楓が(少なくとも表面上は)完璧で、民衆があまりにも弱かったことだ。

夢咲楓は、実は民衆のために活動していたとも言われるマリー・アントワネットのように「悪人」と決めつけられ、徹底的に叩かれた。

それを善しとするか否かは、まさにこれを読んでいる一人一人が決めることであろう。

 

※追記・その後の夢咲楓

 

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