やすおかのポケモンなどブログ

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ポケモンジャパンチャンピオンシップス2018の観戦記まとめ【PJCS2018・ポケモンUSUM】

PJCS2018の観戦記。今年のポケモン日本一の称号を手にするのは?

 さて、私も今年の夏はアメリカのナッシュビルで過ごすことになりそうだ、渡航費用はどうしよう――そんな心配は全て杞憂に終わった。

今回の予選は最初だけ7勝2敗だったがその後ボロボロに負けすぎて、お見せできるような順位ではなかったので、記事すら書けなかった。

それにしてもオンライン予選に1万人も参加しなかったのはいささか気がかりである。それだけ参加者が選りすぐられていて、レベルの高さを肌で感じたわけだが。

 

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では、今年のPJCSの話題に移ろう。去年まではJCSと呼んでいたはずだがいつの間にか頭に"P"が付いた大会だ。

私は決勝は現地観戦するつもりだ。

が、予選は現地にいたからといって試合が見れるわけではないということに気づいてしまった私は、とりあえず1日目はabemaTVで観戦することにした。

abema.tv

 昨年の様子はコチラ。

 

www.mikai.jp

 

PJCS2018予選ラウンド

スイスドローの7回戦で、勝利数が多い者がベスト32に進める。またベスト50に入れば世界大会への切符も手に入る。

勝利数が同じだった場合はより強い相手と対戦していると高評価される。 詳しくは「スイスドロー オポネント」「スイスドロー ソルコフ」などで調べてくれ。

なお、対戦者の名前は全てゲーム内のトレーナー名表記とする。

スイスドロー1回戦

 

シリル氏 

先発ミミッキュ、バンバドロ 裏ボーマンダ、カプ・レヒレ 

他ガオガエン、ユキノオー

ユウキ氏 先発ガオガエン、ゲンガー、裏カプ・ブルル、ピッピ

他ポリゴンZ、ジャラランガ

 

初手でいかくでミミッキュ・バンバドロのAを下げ、幸先の良いスタートかと思われたユウキ氏。

しかし落とし穴が待っていた。ガオガエンがバンバドロに「ねこだまし」をうつが、これはプレイングミス。実はバンバドロの特性は「せいしんりょく」で怯み無効、そして持ち物はおそらく、こだわりハチマキか。

バンバドロがメガゲンガーを落とし、「ほろびのうた」で制圧するユウキ氏のプランが崩壊した。

その後、ガオガエンのフレアドライブがボーマンダにやけどを引くが、それでもメガゲンガーが落とされた不利な状況を覆すほどではなかった。

 

結果、シリル氏の圧勝だった。

 

スイスドロー2回戦

 

ヨウ氏 先発メタグロス、サンダー 裏トリトドン、ランドロス

ノダミキ氏 先発メタグロス、サンダー 裏カプ・レヒレ、不明

 

グロスサンダーバンギの同系統のPTのミラー。初手もミラーとなった。

ファーストターンで、ノダミキ氏のサンダーがねっぷうで2体同時やけどを引いた。確率0.81%の豪運が炸裂した。

サンダーはともかく、メタグロスが火傷になってしまったヨウ氏は痛かった。

ノダミキ氏がそのまま押し切る形となった。

 

スイスドロー3回戦

 

ろーじあ氏 

先発サンダー、ランドロス裏ガオガエン、サーナイト

他モロバレル、カプ・レヒレ

みずき氏 

先発ガルーラ、カプ・コケコ裏ガオガエン、カミツルギ

他ランドロス、カプ・レヒレ

 

 

サナガエン対ガルガエン軸PTの対決。

 

みずき氏はカプ・コケコで「めいそう」を積み、ガルーラ・ガオガエンの「ねこだまし」でサポートする戦術。

 

一方ろーじあ氏はサンダーの「おいかぜ」サーナイトの「トリックルーム」でS操作の戦術。私も予選ではこの系統のPTにボコボコにされた記憶がある。

 

1ターン目コケコで積みに成功したろーじあ氏が優勢に試合を進めるも、みずき氏も粘ってランドロス・ガオガエンを回転させながら珠サンダーで削っていった。

 

最後はみずき氏のサーナイトがトリル展開に成功し、一瞬逆転したかにも見えたが、持ち時間を残せていなかったのが厳しかった。

最後は時間切れで、ろーじあ氏の勝利。名勝負だった。

 

スイスドロー4回戦

 

ゴリケン氏 先発ペリッパー、ルンパッパ裏メタグロス、カプ・テテフ

もも氏  先発サンダー、メタグロス裏バンギラス、ランドロス

 

ゴリケン氏の雨パにバンギラスで対抗するもも氏という構図。

今回もサンダーが大暴れ。「10万ボルト」を撃てばメタグロスを麻痺にし、「ねっぷう」ではカプ・テテフを火傷にした。

それでもスカーフカプ・テテフが天候要員のバンギラスを落とし、ペリルンパの並びを残しているゴリケン氏が有利かと思われたが。

ランドロスは「まもる」は無いと決め打って、ルンパッパでランドロス方向に「れいとうビーム」を撃ったのが失敗に終わった。

ランドロスに守られ、メガメタグロスのサイコフィールド「しねんのずつき」でルンパッパが落とされてしまう。

 

これで大勢が決し、もも氏が勝利した。

 

 スイスドロー5回戦

 

osmanthus氏 先発カミツルギ、カメックス裏カプ・コケコ、

シベリア氏 先発カプ・コケコ、キリキザン裏カミツルギ、バシャーモ

 

カミツルギで「おいかぜZ」を発動し、Sコントロールと確定急所を狙う作戦のosmanthus氏。

このカミツルギが大活躍して、圧倒した。

 

スイスドロー6回戦

 

SNOW氏 先発リザードン、ランドロス、裏カプ・テテフ、アギルダー

ひまり氏 先発ゲンガー、ガオガエン裏カプ・レヒレ、ピッピ

 

昨年のWCSベスト4、世界の頂点まであと一歩だったSNOW氏が登場した。

 

1T目、「ほろびのうた」を歌うひまり氏のメガゲンガーに、SNOW氏のメガリザードンYの「オーバーヒート」がヒット。これでメガゲンガーが落ち、ひまり氏のプランが狂う。

1試合目と同じような展開になった。

私もゲンガー軸を予選で使ったが、軸のゲンガーが落とされてしまうと非常に苦しい展開になる。ジャラランガを入れないほろびパならなおさらだ。

 

終盤も優勢な局面になってもアギルダーで「アンコール」をいれるなど徹底して少しの負け筋も見逃さないようなプレイングをした。

SNOW氏は昨年の世界大会準決勝、決勝への切符を最後のターンで逃した。昨年のの二の轍は踏まない、ということのようだ。

 

スイスドロー7回戦

ばりー氏 先発ゲンガー、ランドロス裏化身ボルトロス、メガヤンマ

アロマ氏 先発ガオガエン、カプ・コケコ裏クレセリア、クチート

 

メガヤンマとラッキー入りの大胆な構成のばりー氏。

選出に注目が集まるが、なんとここでトラブルがあった。原因はなんだかよくわからないが、ROM抜けだか通信の不調だかで対戦がフリーズしてしまった。

 

というわけで再戦が始まったが、どうやら1戦目の再現で途中まで戦うことになったようだ。

ばりー氏の狙いはよく分からなかったが、霊獣ボルトロスのデンキZでクチートが落とせなかったのは痛かった。

アロマ氏がクレセリアでトリルを展開し、メガクチートで盤面を制圧した。

ばりー氏はクチートの技外しに賭けてメガゲンガーの「さいみんじゅつ」で最後の抵抗も実らず。

トラブルがあった一戦だったが、アロマ氏の勝利となった。

 

 

 

 決勝トーナメント

 

本選1回戦(ラウンド32)

 

1戦目

るる氏 先発 クレセリア、ズルズキン裏カメックス、カプ・コケコ

シリル氏 先発ガオガエン、ミミッキュ裏バンバドロ、ボーマンダ

 

ライバロリさん曰く「保守的」な初手選出をしたるる氏。シリル氏はパッと見、ミミッキュでのトリル展開を狙っていそうなので、ズルズキンは「ほえる」を狙うが、ミミッキュは普通に攻撃。

 

この後、エレキシードでBを上げたクレセリアが「めいそう」を使い、自ら詰めていく展開に。ただの置物じゃないぞ。

 

最後は時間切れで決着かと思われたが、どうやら今回のルールはTODが採用されているのか。るる氏がクレセリアを活かし、勝利した。

 

 

2戦目

 

るる氏 先発ズルズキン、カプ・コケコ裏カメックス、カミツルギ

シリル氏先発ミミッキュ、バンバドロ裏ガオガエン、ボーマンダ

 

るる氏は初手で出し負け。1ターン目から2体交代の苦しい展開となった。

カミツルギの「おいかぜZ」で切り返しを狙うものの、シリル氏はミミッキュのトリル展開に成功して有利な盤面をつくる。

るる氏、今回はクレセリアを選出しなかったのが裏目に出てしまった。

 シリル氏がタイに戻した。

3戦目

 

るる氏 先発 カメックス、ズルズキン裏カプ・コケコ、クレセリア

シリル氏 先発バンバドロ、ミミッキュ裏ユキノオー

 

シリル氏がまたもミミッキュのトリルから自慢のメガユキノオーで場を制圧したかに見えたが、ミミッキュを引いてバンバドロを出すタイミングを掴めず。

るる氏は上手くトリルターンを最小限の被害に抑えた。

 決め手に欠いたかに思われたシリル氏を救ったのは、やはり大会の顔、ガオガエンだった。

「ねこだまし」でカメックスを抑えつけて制圧。クレセリアも「めいそう」を積む前に孤立してしまってはどうしようもない。

 2-1でシリル氏が逆転勝利した。

 

本戦2回戦(ラウンド16)

1本目

シロン 先発ガオガエン、ランドロス裏カプ・レヒレ、メタグロス

みずき 先発カプ・コケコ、ガルーラ裏カプ・レヒレ

 

シロン氏は初手ガエンランドのダブルいかくでガルーラを牽制。

みずき氏はまたも強気にコケコで「めいそう」を積んでいく。そこからのデンキZでメタグロスを落とす。

こうなるとその後にみずき氏が展開したカプ・レヒレが大きく刺さっていた。

まずはみずき氏が一本目を取った。

 

2本目

シロン 先発ランドロス、クレセリア裏メタグロス、カプ・レヒレ

みずき 先発カプ・コケコ、ガルーラ裏カプ・レヒレ、ガオガエン

 

シロン氏のクレセリアは相手のフィールドでエレキシードを発動。

居座り瞑想を警戒したみずき氏はカプ・コケコのデンキZでクレセを削りに行くが、その後ランドロスの「じしん」でコケコが落とされ、クレセは「つきのひかり」で回復した。

その後はシロン氏クレセリア、みずき氏カプ・レヒレで「めいそう」の積みあいに。

 

3本目

シロン 先発ランドロス、クレセリア裏カプ・レヒレ

みずき 先発カプ・レヒレ、ガルーラ裏ランドロス、カプ・コケコ

 

クレセリアの「こごえるかぜ」でS操作からの、ランドロス「じしん」連打がかなりハマり、みずき氏のPTは半壊状態に。

1,2本目は接戦だったが、最終ラウンドはシロン氏が圧倒した。

 

 

 

本選3回戦 準々決勝

 

このラウンドから、事前にポケモンの持ち物、性格などが公開される。

 

 

1本目

シロウ氏    先発クレセリア、ランドロス裏ガルーラ、カプ・レヒレ

てんさいピィ氏 先発ボーマンダ、ガオガエン裏カミツルギ、ニドクイン

 

バンバンいかくを飛ばすのが今大会の環境。初手でいきなり3回もいかくが飛び交う。

シロウ氏の持ち物が割れている鉢巻ランドロスは、イマイチ動き辛いか。

マンダガエンに強いレヒレも、ガエンの「バークアウト」で抑え込まれ、シロウ氏は打つ手無しになった。

 

 

2本目

 

シロウ氏    先発ガルーラ、カプ・レヒレ裏クレセリア、ランドロス

てんさいピィ氏 先発ボーマンダ、ガオガエン裏カミツルギ

 

シロウ氏はリザードン、ヒードランの並びはボーマンダに弱いと見て選出できなかったようだ。

クレセリアの「トリックルーム」などで粘りはするものの、結局は先ほど同様苦しい展開に。

ピィ氏はクレセの「サイドチェンジ」を読んでカミツルギの「リーフブレード」をレヒレにヒットさせ、構築だけでなく立ち回りでも強さを見せた。

ピィ氏が2連勝で、準決勝と招待選手の座を手にした。

 

 

準決勝

 

1本目

みこと(げべぼ氏) 先発ボーマンダ、ギルガルド裏

666(ジェラール氏) 先発メタグロス、ウツロイド裏ガオガエン

 

初手出し勝ちしたげべぼ氏がメガボーマンダの「じしん」でメタグロス、ウツロイド、ガオガエンの並びを崩す。さらに弱点保険を自ら発動させたギルガルドが暴れ、手が付けられない状況に。

そのままげべぼ氏の勝利。昨年の喰い断氏の敗戦を想起させる、一方的な展開となった。

 

2本目

みこと(げべぼ氏) 先発ボーマンダ、ギルガルド裏カプ・レヒレ

666(ジェラール氏) 先発メタグロス、ガオガエン裏トリトドン、ウツロイド

 

 

この試合はうって変わって接戦となった。

げべぼ氏は1本目を取ったアドバンテージを活かし、リスクを負って「キングシールド」を使わずに攻撃に行ったのが功を奏した。

ジェラール氏はトリトドンのジメンZをギルガルドに打っていれば、と悔やまれるシーンがあった。

2戦連続でギルガルドを活躍させたげべぼ氏が決勝へと進んだ。

 

 

 マスター決勝

 

決勝に残った2人のキャリアを紹介しよう。

げべぼ氏

WCS(世界大会)2013で準優勝、WCS2014で連続ベスト8という輝かしい経歴を持つげべぼ氏。ビエラ氏が登場するまでは彼が日本人トップ選手だったらしい。

華々しい活躍の一方で過去に改造に手を染めてしまったり、プレッシャーでプレイミスしてしまうメンタルの弱さも持つ。そんな光と陰を合わせ持った選手、らしい。

 

カ・エール氏

げべぼ氏が世界のトップと戦っていた4年前、彼はまだジュニアカテゴリだったらしい。いやあ恐ろしい話だ。

今はアメフトで何かと話題のあの大学の学生だそうで、大学の先輩らも力強く、タックルはしないが大人数で彼に大きな声援を送っている。

メキメキと成長してこの舞台まで上がってきた、若きホープ。

 

 

1本目

げべぼ氏先発ボーマンダ 裏カプ・レヒレ、ガオガエン

カ・エール氏先発クレセリアニドクイン裏ボーマンダガオガエン

※執筆途中

 

2本目

カ・エール氏先発クレセリア、ニドクイン裏ガオガエン、

げべぼ氏先発ボーマンダ、ギルガルド 裏カプ・レヒレ、ガオガエン

 

ニドクインが「れいとうビーム」でボーマンダを落とし、「だいちのちから」でギルガルドを倒す。ニドクインがこんなにも活躍するとは。

 

こうして若き才能カ・エール氏が、復活したげべぼ氏を打ち負かし、日本王者に輝いた。

彼がいればアメフトで失われた大学の栄誉も守られるだろう。素晴らしくも恐ろしい人物が出てきたものだ。

 

この若き日本王者は、アメリカはナッシュビルの地でどのような結果を残すのだろう。

そして現王座バルドル氏、再起したげべぼ氏、2015年の三冠王ビエラ氏は――。

今年は昨年以上に楽しみな選手が揃った日本勢。彼らがその答えを出すのは真夏の8月だ。